いろいろなフット・エクササイズを見てみましょう。

その1「足指ジャンケン」
その2「足ジャンケン」
その3「足指ウォーク」

フット・エクササイズ誕生の経緯
約46億年前に誕生した地球で、ヒトは約400万年前、4本足から2本の足で立ちあがり、歩く、走ることができるようになりました。そのお陰で、手を自由に使えるようになり、脳が急速に発達して、その後、約200万年の間にその重さは倍になり、人類の発展に大きく寄与してきています。
しかし、2本足で立つことにより、脊柱(背骨)、股関節、膝関節、足関節、そして足には、より大きな負担がかかることになったことは、当然の結果と言えることができます。

私は1982年より大阪府南地区の羽曳野市にある島田病院のスポーツ整形外科の立ち上げに参画し、スポーツリハビリテーションや地域の健康増進に関わる仕事に携わっていました。
スポーツ整形は、腰や膝関節などの身体を動かす器官(運動器)のけがや故障を二度と再発しない状態にまで回復・向上させ、また、安静や身体活動の休止期間を短期間にすることにより、最短期間で元のスポーツや身体活動へ復帰させようとする斬新的な取り組みを実施していました。
この取り組みはスポーツ医学の先駆者の一人である故 市川 宣恭 先生の提唱されたダイナミック運動療法の考え方に則ったものです。

スポーツ整形外科で腰痛をはじめ様々な疾患の予防や治療に携わる中で、足関節(足首)捻挫は発生頻度の高い疾患のひとつでした。
この足関節捻挫の復帰までの治療の中で、島田病院の島田 永和院長先生から足指の動きや感覚器としての足の働きの大切さを示唆されていました。
私たちは足関節捻挫や下腿(脛 スネ)や足などの障害予防を検討する中で、足指、足、足関節などを十分に動かすことができない方が非常に多いことに気づきました。
足指、足、足関節などを積極的に動かし、本来の動きや感覚器としての機能を蘇らすことにより、足関節捻挫の完全復帰をさらに短縮できるのではないか? 再受傷の可能性を軽減できるのではないか?
この時期より以前にも増して、足指、足、足関節に興味を持ちました。

フット・エクササイズの始まりです
ヒトが立ち、歩き、走る・・・動作は自分の体重を躯幹と下肢で支え、最終的には足裏を通じてその力を地面に伝えています。
一方、足は床や地面の傾きや凹凸などの情報をその接地する足裏から得て、大脳に伝え身体をコントロールしています。
ヒトは生後、這い這いから立ち上がると同時に靴を履きます。その靴がそのヒトの足の大きさや形状にぴったりの場合が少なく、大きすぎて靴の中で足が動いたり、または窮屈な靴により、足指の本来の動きができなくなっている場合が多いようです。

足指は横に開く(外転)、足裏側に曲げる(屈曲)、反らす(伸展)などの動きができ、親指と小指を近づけ合う動き以外は手指とほぼ同じように動かすことができます。しかし、ルーの法則(健康づくりのページ参照)にあるように、筋肉は使わないと退化してしまいます。

多くの方々が、自分の足に合わない靴を履き続け、窮屈な、特に足先部分(女性が履くハイヒールが典型的)が狭められ、親指が小指側を向く外反母趾、小指が親指側を向く内反小趾等の問題を抱えておられる方が多いようです。
また、足指で地面や床をしっかりつかめないがために、バランスを崩しやすく、転倒につながる場合もあります。

足指を動かし、その機能を取り戻したり、動きをさらに向上させることは、足部の内側・外側、および横アーチの機能を向上させ、床からの衝撃を和らげ、足関節や膝関節への刺激も少なくさせることが可能になります。
これらの機能を蘇らすことは、足のけがや故障の予防のみならず、効率の良い歩行や、高齢者の転倒予防にも役立ちます。
また、「第2の心臓」といわれている足を動かすことは、血液の循環促進にも貢献します。

「健康は足もとから。」
足指、足、足関節などを積極的に動かすことは、本来の動きや感覚器としての機能を蘇らせ、また血液循環を改善することにより、疲労回復、下肢の冷えやむくみの改善、転倒防止、そして、スポーツ動作やお仕事でのパフォーマンスの向上に役立ちます。
足もとからの健康づくりを継続的に行なうことにより、皆様方のすこやかな人生の獲得の一助となれば幸いです。

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